1.体重測定・体を大切に
先週1週間をかけて、保健室で体重測定をしました。各クラスの体育のはじめの数分間を使って、養護教諭の寺地と学級担任が計測と記録を行います。
学校で行う体重測定は年6回。4月・7月・9月・12月・1月3月で、毎学期の始めと終りです。
▼測定した結果は「からだのカード」に記入し、子どもたちが家庭に持ち帰っていますので、家で見ていただいていることと思います。
4年生以上は体重の変化を折れ線グラフで表示していますので、体重の増減が見た目にもわかりやすいと思います。3年生までは前回より増えたら、○印を青色で、同じなら黄色で、減ったら赤色で塗ります。
▼前回より減っている子にはなぜ減ったのか考えさせます。養護教諭から「風邪引いているの?」「もどしてない?」朝ごはん食べてきた?」「スポーツをしたから?」などと聞いています。
▼低学年の子どもたちは、体重が増えることを喜びます。寺地先生から「牛乳5本分(1s)増えた」と言われるとうれしそうに「イェーイ」。中には「9本分増えた」と言われて一言、「サイテー」と言った子もいました。
▼ところが高学年の子どもたちは、体重が増えることを、男女に関わりなくほとんどが嫌がります。
先生から「0.6s増えたよ」と言われた女の子「ウソ!」。「あなたたちの年頃では増えていかないと」「イヤ」。
ある男子。「あなたの体重を声に出して言ってもいい?」「ダメ」。「0.4s増えてるよ」「ダイエットするねん」。
▼こういう子どもたちの心理に配慮して、体重計の片面(人が乗る側)は、ネコのお面でカバーして、他の子どもたちから見えないようにしてあります。
▼保健室に入るときには靴を揃えること、中では静かにして順番を待つことなど、指導するチャンスを生かしています。
そして、何より自分の身体の変化を知ることを通して「体を大切にする」ことを学ばせたいと思っています。
2.トライやる・ウィークの感想
5月に天王寺川中学校の2年生3名が、本校でトライやる・ウィークに来ました。その体験文集が届きましたので、一部を抜粋して紹介します。
▼N.Kクン・楽しい1週間
2日目は花壇の草刈りをしました。とにかく暑かった。たくさん雑草が生えていてあまりやる気がでなかったが、全てやり終わった後、技能員の人に「ありがとう。一人じゃこんなにできなかった。助かった。」と言われて嬉しかった。
教頭先生から2日目から1年生と一緒に給食を食べていいと言われていたので、まず給食の準備をした。おかずを入れたら「量が多い」と言われた。1年生の食べる量がすごく少ないのでビックリ。自分も小学校1年生の時はこれくらいしか食べていなかったんだと思った。(後略)
▼O.Eクン・トライやる・ウィークについて
一番楽しかったのは1年生といるときです。慣れてきたらすごくしゃべって来てくれて、一緒に遊んだりしました。給食はめっちゃ久しぶりで良かったです。結構おいしい給食だと思いました。でも、量が少なかったです。他には音楽鑑賞会とかがありました。(中略)
トライやる・ウィークではいろいろな体験ができました。とても勉強になったと思います。これをいろんなことに生かしていきたいと思います。
▼S.Hくん・みんなに感謝
ぼくは他の小学校を見たかったのと子どもとの接し方や話し方を学ぶために鴻池小学校に行きました。毎日、1年生と給食や清掃をしました。1年生は初日から元気に話しかけてくれました。
そうじも1年生と一緒にしました。掃き掃除を手伝いました。担任の先生は1年生の後について箒で一人で掃いていた。1年生の先生はそんなこともやっているんだとわかり、自分の1年生の時の先生もそうだったのだろうと思い、改めて感謝しないといけないと思いました。
3.メールをいただきました(11)
▼寿限無・コマ(1年保護者)
お世話になっています。私もNHKの「寿限無」など「にほんごであそぼ」が大好きで、時々子どもと見ています。テレビに出演している子どもたちはようやく言葉を発し始めたくらいの小さな子どもたちなのに、難しい名文をよく暗記しているのに感心させられます。
さて、昨日1年生の息子がコマを持って帰ってきました。忘れかけている昔遊びを取り上げるのはとても良いことだと思います。今はテレビに線をつなげばゲームができる時代、コマにヒモを巻き付けるのにとても苦労していました。昔の子どもたちは、遊びを通じて手先が器用になっていたんだなあと思いました。