1.授業参観から(2)
10月16日(木)の参観授業の内容と保護者からの感想のつづきです。
1年生 「伝えよう〜耳の不自由な人」
声に出さなくても自分の思いを伝える方法(手話や身体表現)があることを知り、聴覚に障害のある人に対して自分ができることを考えるのがねらいです。
「音のない世界」ということで、背中にはったシールの色ごとにグループに分かれる活動は、私たち大人にとっても大変でした。でも、子どもたちはそれぞれに身ぶりで手を取り合い、コミュニケーションして意外に早く分かれることができました。
言葉が出ない、音が聞こえないということがどれくらい不自由なことか、少しは理解できたのでしょうか?
手話を教えて下さっているのはとても良いことだと思います。子どもたちも興味があるようで、家でもいつも歌って教えてくれます。また、養護学校の生徒さんたちとの交流もどんどん取り入れてほしいと思います。車いすの2人の友だちのことをよく話してくれ、自分との違いを考えるうちに、やさしさやいたわりの気持ちが育つのではと思っています。 (後略)
2年生 「だれのかな?」
足跡だけの絵を見て、補助的な道具を使わなければ歩いたり走ったりできにくい人がいることを知るのがねらいです。白杖(棒)体験をしたクラスもあります。
「あの足跡は何だろう?」と真剣に考えたりして新鮮な気持ちでした。子どもたちの発想の素敵さにも驚きました。
こういう授業を通して、体の不自由な人だけでなく、困っている人や助けを必要とする人に、自然に手を貸してあげられるようになってほしいと思いました。
また、私たち親も子どもたちにそういう姿を見せていかなきゃと感じました。
3年生 「ほほえみタウン」
「ゆうゆう」の吉田先生をお招きして、お話を聞いたり、先日の見学会から学んだことを振り返りながら、ハンディを持った人たちの思いや願いに気づき、共に生きていこうとする心情を育てることをねらった授業でした。そして、今後の学習を通して、人に優しい街作りについて考えさせます。
いつもそばを通っているのに、「ゆうゆう」の活動を知らなかったので、身近に感じられて良かったです。近くに養護学校があり、毎日障害者の人を見かけますが、これからは「ああ、仕事に行くんだ」「クッキー焼いてるのかな」など、想像をめぐらせてお会いできます。
同和教育と言っても幅が広いと思いますが、やはり、見慣れたり体験できたりを通してが一番わかりやすいと思うので、良い授業に参加できたと思います。
子どもも持ち帰った資料を読んでいました。どんな風に感想を持ったのか、さりげなく聞いてみます。
*吉田先生から「鴻池は障害者施設を暖かく受け入れてくれる地域の雰囲気があり、ありがたい」とのお話をいただきました。
4年生 「手と心で読む」
視覚障害者の介助の方法を知り、実際にブラインドウォークをして、いろいろな立場の人のことを考えようとする態度を養うのがねらいでした。
今日の授業では実際に目隠しをして歩く体験でした。付き添い役の子どもの声かけの様子が、自分が目隠しをする前と後では少し違っているように思いました(例えば、階段で「あと1段やで」「もう大丈夫やで」など、始めより丁寧に言ってくれました)。廊下と階段を歩いただけなのに、今まで思いもよらなかったことを感じたようで、家でもその時のことを話してくれました。体で感じるということは本当に大きいんだなと思いました。これからも、少しずつでもいろいろな立場にある人のことを考えられるように成長してほしいと思います。
*たくさんの感想をお寄せいただきありがとうございました。
2.ミニ・ニュース
@ 天神川両岸通行止
学校北側で進行中の都市計画道路の工事も、いよいよ天神川に橋を架ける工事が始まります。
そのため、天神川両岸の道路、東側は荻野橋〜東野橋まで、西側は荻野橋〜鴻池小学校東の道路分岐点までが通行止めになります。
期間は11月5日〜3月末までです。
A いたずらに注意
市内の小学生が、帰宅中の家の前で見知らぬ男に携帯電話で写真を撮られる事件が起こっています。各地でも小学生が被害に遭う事件が頻発しています。学校でも被害に遭わないよう、また被害にあったときの対応を注意しますが、ご家庭でももう一度注意を促してください。
Bランチルーム前のタイル張り替え工事
ランチルーム前のタイルが浮き上がっていますが、先日その一部に穴が空きあきました。
そこで、今週土曜日24日から約10日間、補修工事を行います。