1.チョウの羽化・3年生
今3年生は理科の授業で、「チョウを育てよう」の学習をしています。教室で実際にチョウを飼育しています。
まず初めに、校庭でチョウの行動を観察し、ナミアゲハの卵を採取しました。次に、卵の形や色・大きさや変化などを観察し、記録をつけながら、幼虫になるのを待ちます。
幼虫になったところで、教室内に飼育ビンを置き、ミカンなどの葉などをあげて育てています。幼虫は盛んに葉を食べて成長するので、子どもたちは毎日、新鮮な葉を採ってきて与え、大量に出るフンを始末しています。
そして、ある時、幼虫は自分で移動して、快適な環境を見つけてサナギになります。今3年生の教室ではあちこちにサナギがぶら下がっています。サナギにとっては、きっと大旅行、それも命をかけた旅行をしたのでしょうね。
教室の窓際・前のロッカーの側面、後の掲示板、掲示板の最上部(天井の近く)、果ては廊下の雑巾がけスタンドにまでサナギが付いていました。
それぞれの場所には、「サナギ注意」の張り紙がしてあります。しかし、サナギが廊下を移動中に気づかない児童が踏みつぶしてしまう「交通事故」も発生しました。亡骸はミカンの木の根本に埋めて供養してあげました。
あるクラスでは、算数の授業中に、サナギが羽化を始めました。こうなると算数どころではありません。すぐに理科に変更して観察を続けます。
ところが、このチョウは羽化に失敗したのか、羽根が片方しかありませんでした。子どもたちはそれでも、大事に育てようと、ダンボール箱に入れ、網をかけて保護しようとします。また、食べ物は何が良いか考えて、蜜のある花を探してきました。
教室でチョウを飼育した場合はほぼ100%育ちますが、自然界ではそうはいきません。生きていくのは厳しいものす。これからも「死因卵」などを使って学習を深めていきます。
チョウの羽化を通して、子どもたちが命の尊さに気づき、感性豊かに育ってしてほしいと願っています。
2.手紙をいただきました(7)
「今時の子どもは」とよく聞きますが、私は「今時の人は」だと思います。「鴻小だより」に「核家族化の世の中で」とありましたが、若い夫婦がそうさせている場合と両親(祖父母)側にも問題があると思います。
病院やスーパーなどの立ち話でよく聞くのですが、「孫は可愛いけど、たまにやから可愛い!あんなのが毎日居たら疲れる。自分の生活リズムが崩れる。」
私から言えば、「今時のお年寄りは」寂しくなったら電話してきたり、孫に会いに来てみたり。こっちの用事もお構いなしに「明日行くからね」とか「日曜日に行くからね」と勝手にやって来ます。
その反対にこちら側から「子どもたちを午前中だけ預かって」とか「遊びに行かせていい?」と聞くと、「用事がある、困る。」と言います。うちの実母・姑も同じです。
私は子どもが小さいときから仕事を持っています。最初は「何かあったら親に頼めばいい」と安易に考えていました。実母も「仕事は休まないように、面倒見てあげるから」。最初のうちはよかったのですが、子どもたちが大きくなるに連れて、「3年生にもなって一人で留守番できへんのか」とか言います。
私も仕事を持っている以上、会社は休めないし、子供らを自立させていくしかないと思いました。私も「今時の母親は」と言われる一人かも知れません。子どもを放ったらかしにして仕事ばかりしていると言われているのかも。
親離れができない、子離れができないなどよく聞きますが、それが人より遅いか早いかだと思うのです。一言で言えば、当たり前のことや常識・責任感・自覚やモラルの問題だと思います。一人一人がどれだけそれを持っているのでしょうかね。 (一部省略・2年生保護者)
3.自然学校(5年男子の保護者)
自然学校では大変お世話になりました。もともと自立心のある子でしたが、帰ってきてからは更に一回り頼もしくなったような気がします。自分から進んでせっせと家の片づけや掃除・料理をしたりして・・・。勉強はともかくとして、良くできた息子やなあと感心する日々です。 リーダーのお兄さんの話やキャンプで習ったダンスなどを披露し、今でも時々寂しげに話しています。
でも、とても良い体験をしたことは顔を見ているとわかります。自然学校って良いですね。母親の私も「行きたかった!」なんて言っております。
4.いたずら電話にご注意を
3日(月)夕方、1年生の家庭に、「高松の光急便の山本」と名乗る男から、「ゲームソフトを注文しましたか」と、言葉巧みに友だちの電話番号を聞き出そうとする電話が相次ぎました。こんな場合は毅然として断って下さい。