地域生活を考えよーかい

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2/2阿倍野の「思春期のこころの病」講演報告その2

前回の続きです・・・

作成日:2003年4月1日
掲載日:2003年3月8日
文責:李国本修慈


第1部の岡留美子さんの講演は送信していますので、第2部シンポジウムからです。
(長いです・・・)

***シンポジウム***

石田さん(小学校の先生)
  • ・ボランティアクラブの顧問として、校区内の「まつばら作業所」(精神障害者の方が作業)へ行き、子供たち(小4〜小6)と行事参加や作業の手伝いなど、7年の付き合いになる。
  • ・作業所の方たちとは、「本当にかつて、心の病をもっていたのか??」と思うほど、ふつうの付き合いをしている。
  • ・子供たちも、目に見えた変化はわからないが、小さな変化はあったと思う。また、子供の偏見を変えることで、親も先生を信じ、ついてきてくれる。子供の意識が変わることで、地域の意識も変わる。
坪田さん(中学養護教諭)
中学生の生活について
  • 夜型がすすんでいる。(就寝0時過ぎ;今35%、24年前7%)
  • 食事;朝食抜き、遅い夕食、個食などが増えている。
  • 一家団欒の場が少ない。
  • 子供が大人の生活になってきている。
  • 精神的にいらいらする、集中できない。
  • 「休みたい」とよく思う子が増えている。
  • 保健室利用、不登校は「エネルギー補給」。
福田さん(臨床心理士、精神科思春期病棟)
子供のこころ、気持ち
「こんな気持ち、わかってほしい・・・。」
「もっと、いきいきしたい・・・。」
      ↓ (その反面)
「かんたんにわかってたまるか!」
「わたしはわたし、ぼくはぼく・・・・。(一緒じゃない!!)」
      ↓ (思いは?)
「見守ってほしい。」 「見放さないでほしい。」
でも、「干渉しないでほしい。」
こどもと接する中で
  • 自分が悪いと思いやすい。(自己否定)→夫婦喧嘩、地震、事故など・・。
  • 疲れたときは、休む。
  •   休むことのメリット:自分のペースで自分の時間を生きる。
  •   「自分探し」:自分のペースで自分を大事に生きているか?
  •           (大人になってもずっと続く。)
  • ポツポツと語る言葉を批判せず、丁寧に聞く。→尊重して聞かれると、自分が価値あることを実感できる。
  • 子どもは「とくに親に理解してほしい。」と思っている。
まとめ
  • 子供の相談は、親→先生→同僚→臨床心理士→誰か・・・と、順に相談できるように、なればよいと思う。
  • 子育てや介護はずっと心にとまって離れず、息もつけない。→お茶一杯の時間だけでも、自分のためだけの時間にする。

空山さん(精神障害者作業所当事者)

統合失調症で薬を服用。
21歳、発病。現在33歳。

どんな子どもだったか?

今、感じていること。

周りの目

かなり、省略ありますが、以上です。
配布資料、冊子が10冊近く(薄い小冊子)あり、
精神障がい者のかたのことや、病気のことなどなど、
たくさん、無料で頂きました。
内容もよく、とっても勉強になったセミナーでした。
省略分、コピーなら、いつでも言ってくださいね。
では・・・・。 


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