地域生活を考えよーかい

フリースペース【バックホーム】と【こうのいけスペース】

しぇあめーる 第98号

発行日:2012年3月10日(土)
作成者:NPO法人地域生活を考えよーかい
有限会社しぇあーど
李 国本 修慈


しぇあーど及び考えよーかい関係者みなさま、いかがお過ごしでしょうか?。
寒い冬もようやく過ぎようとしていますが、寒暖を繰り返すこの時期、みなさん体調管理にはくれぐれご留意ください。
しぇあーどでは、ばたばたの日々がそのまま年度末へと続くといった感じで多くの大切なこと=ご利用いただく皆さんへの感謝の思いや共に考える姿勢を置き去りにしている感があり、本当に申し訳ありません。
4月からは以下にも記させていただくのですが、相談支援体制の仕組みが充実されることになっています。制度的には「サービス利用計画書」を全ての方に作成し(相談支援専門員が行います/もちろんセルフでの作成も可です)、それをもって介護給付等の支給決定等がなされるという流れです。只、その際に、これまでとも同様ですが如何に「ご本人さんの希望プラン」となっているのかということは意識したいものです。どんどん制度化されていく中、本当に必要な「相談」あるいは「支援」「共生」等の言葉の意味をみなさんと共に確認し考えていければと思っています。



報告(お知らせ・お願い)

☆ ご利用依頼にお応え出来ない状況についてのお詫び

毎月みなさんからいただくご利用依頼に対して多くのお断りをさせていただいている状況にお詫び申し上げます。又、先月に関してはこの会報を含む郵送が祝日等の関係でみなさん宅にお届けするのが遅れたにも関わらず利用依頼の催促をお願いしたりと、重ねてお詫び申し上げます。



☆ ご利用依頼の内容間違い、忘れ物についてのお詫び

繰り返しで本当に申し訳ありません。相変わらずの忘れ物や、頂いたご利用依頼の時間や内容を間違ってしまったりと、サービス提供者としての意識の不足を省みて、利用者みなさんにご迷惑をおかけしないように務めていきます。本当に申し訳ありません。



☆4月お出かけ企画!!

4月のお出かけは「須磨海浜水族園」です。たくさんの魚、ラッコにイルカライブも楽しみましょう!!

日時: 4月15日日曜日
募集人数: 10人(応募多数の場合は抽選です)
参加費: 3,000円
備考欄: 持ち物:身障手帳か療育手帳、水筒(必ずお願いします)

3月18日に抽選を行いますので、利用予定表に「参加希望」と書いて頂くか、口頭・電話でも構いません。たくさんのご応募お待ちしております。

お出かけ担当・松原、新山、石山



☆4月から制度が少し変わります

 表記の件ですが、4月から、みなさんに関わる制度(障害者自立支援法等)が変更になる点が幾つかあります。その中で「相談支援」(相談支援専門員)によって、みなさんのサービス利用計画を作成していきましょうということ(3年かけて全ての方にと)になっています。そのサービス利用計画書をもとに介護給付費等の支給決定等が行われる仕組みです。ぜひ、みなさんの所属する事業所、あるいは関わっている事業者さんとご相談の上、ご本人さんの「支援計画」(というより、ご本人さんの希望計画)を立てていかれることをおすすめいたします。不明な点は所属されている事業所さんや相談支援事業所、行政にお問い合わせください。



☆ 4月から医療的ケアの法制化が、そのものとなります

 とても意味不明な表記の仕方で申し訳在りません。既にご存知かと思いますが、医療的ケアといわれる手技のうち、「たんの吸引」と「経管栄養」について、研修を受けた者が(資格の有無に限らず)実施できるということになります。しぇあーどでは、これまで9年余りの間にそれら(医療的ケアといわれる行為)をご本人さんとの関係性及び充分な研修を基に行ってきていますので、これまでと比べて何かが変わるということは無いのですが、法制化(今回の法制化も2行為のみです)に伴い必要な書面(研修実施の際に要する同意書への確認等)への記載(署名)等の手間をいただくことになりますが、ご協力の程宜しくお願いいたします。



☆伊丹市地域自立支援協議会身体障害者地域生活支援検討会に参加しました

 2/15(水)に表記の検討会に参加しました。今後の伊丹市での新たなネットワーク等について話し合いました。



☆千葉県から、西宮~尼崎~伊丹を見学にいらっしゃいました

 2月26日(日)〜27日(月)の2日間に渡り、千葉県の生活支援事業および活動等を行っているみなさんがいらっしゃり、尼崎市の「月と風と」、「地域共生スペースぷりぱ」、「ジャム・ルガ」、「アルク」、西宮市の「青葉園」、「一人暮らしの方の自宅」、伊丹市の「こうのいけスペース」をご覧いただきました。様々な議論等を通じていろんなことを感じさせていただきました。見学に快く応じていただいた皆様には御礼申し上げます。



☆神戸新聞社さんが取材に来られました

 2月17日(金)と20日(月)の2日間に渡り、神戸新聞社さんが取材にお越しくださいました。



☆名古屋から、こうのいけスペースを見学に来られました

 名古屋から権利擁護等の活動をされています名東区育成会会長の永田尚子さんが2/17(金)~18(土)にお越しになり、こうのいけスペースや西宮の実践等を見学いただき色んなお話しを聞かせていただきました。



☆映画「普通に生きる」

この通信がお手元に届く頃あたりの3/12日(月)に表記の上映会を「いたみホール」で行います。ご都合よければ、ぜひご参加ください。



いんふぉめーしょん



おすすめ研修など

☆ こころの健康映画会『人生、ここにあり!』

日時:

3月24日(土) 開場13:30 開演14:00

場所:

寝屋川市立総合センター 2階講堂

入場料:

参加協力券400円

問い合わせ:

寝屋川市民たすけあいの会

告知:

http://kokoro-osaka.jp/area/areainfo.html#keihan


☆ らいとぴあ21連続セミナー「1人親家族ってどうなの?」

日時: 3月22日(木) 19:00〜21:00
場所: らいとぴあ21

大阪府箕面市萱野1-19-4
参加費: 無料
告知: http://femixwe.blog10.fc2.com/blog-entry-406.html
一時保育: あり(1週間まえまでに要申し込み)
問い合わせ: らいとぴあ21(TEL:072-722-7400)


☆ 「伊丹市身体障害者福祉連合会結成60周年記念」平成23年度伊丹市障がい者自立支援講演会「"つながり"のかたち」

日時: 3月24日(土) 13:00〜16:00
場所: 大手前大学いたみ稲野キャンパス
参加費: 無料
告知: http://itami-city.jp/event/00000087098/


☆ 第2回ラーの会西宮大会

日時: 3月24日(土) 10:00(開場9:30)〜16:30
場所: 西宮市勤労会館
告知: http://www.kangaeyo-kai.net/chiiki/chi120216_2.html


☆ 医療的ケア実施者養成研修

日時: 3月17日(土)13:30〜
場所: しぇあホール(こうのいけスペース2F)



おすすめの本・ブログなどなど

障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会



こうのいけスペース4月のお休みは18日(水)・30日(火)です

申し訳ありませんが宜しくお願いいたします
その他調整をお願いする日時がありますが、よろしくお願いいたします。
 こうのいけスペースの閉所日でも、「どうしても」という依頼にはできるだけお応えしようと考えていますが、スタッフの休日調整などもあり、ご利用の調整をお願いいたします。



情報取得及び共有をすすめるために…

多くの方が情報を知らされずにいることを実感します。パソコンや携帯電話等でインターネット通信が可能な方は、国本アドレスkunimoto@kangae-yo.com まで一度ご連絡(送信)いただければ、できる限りの旬の情報をお届けします。



編集後記…

  繰り返しの「年度末」。しっかりと振り返らねばと思う際にあまり良いことは思い浮かばず。激動のこの10年程の間、「構造改革」の言葉になんだか大きな希望みたいなものを感じたあの頃(2000年頃)、画期的だと叫びそうになった「制度改革推進」(2010年頃)もいったい何だったんだ?と思ったり。されどそれらのことが無駄であったとは思えず(というか思わず)、そこに期待した心やそこに向かおうとした思いを大切に、と言うか、様々な異様な流れに呑み込まれそうになっても諦めずに、そんな「思い」を繋げ拡げていければと痛切に思うこの頃です。そう思うと我が街・伊丹市でも「重症心身障害」といわれる方々の「地域での暮らし・生活」をしっかり支えて(と言うりも一緒に生きるというような)いこうとする仕組みづくりが始まり、制度における改善(改革とも言えそうです)もほんの少しですが進んでいます。されどそんな制度が全てではなく、青臭い言葉で言うと「魂」の通う地域だとか社会が形成されていくのか?と考えた際にどうしても前向きにはなれなかったりとか。自らの法人の力不足は本より、圧倒的に不足している社会資源(もちろん数・形のみを指すものではなく)をどうしていくのか?と。そんな思いを抱きつつ、3月24日(土)には西宮で「第2回ラーの会西宮大会」が開催されます(上記おすすめ研修参照ください)。そこでは「誰にも在る存在の価値」をみなさんと感じあい、セーフティネットで覆い包む込む地域社会というよりも、地底・海底から湧き上がり湿潤していくような繋がりあう社会を考えることもテーマです。この先10年の課題かと思います。

本文終了




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