地域生活を考えよーかい

フリースペース【バックホーム】と【こうのいけスペース】

しぇあめーる 第97号

発行日:2012年2月10日(金)
作成者:NPO法人地域生活を考えよーかい
有限会社しぇあーど
李 国本 修慈


しぇあーど及び考えよーかい関係者みなさま、いかがお過ごしでしょうか?。
またしても、あっという間のひと月で、寒い2月となっています。インフルエンザも今がピークのような勢いですが、体調には充分留意してお過ごしください。
世の中、新年の後はあたりまえに?年度末及び新年度といった流れになる中、しぇあーどでも今年度の振り返り及び次年度の活動・事業計画を立案しているところです。
一方、中央からは、新年度からの、いわゆる「つなぎ法案」の概要が示されたり、また画期的であったと思われる制度改革推進会議・総合福祉部会における新法への議論の結果(いわゆる骨格提言)に対する厚生労働省案に対しての報道が、まさにこの記事を書いてる最中(2/8午前)になされています。
この間(のみではないですが)、色んな方面から、その道程(新法へ向けた議論だとか政策決定の過程など)を見てきた中、なんとも言い難い虚しさを感じているところです(と言っても、現時点で何かが決まったということは全く無いのですが)。
さて、そう思うと、この間にも(というか、ずっとそうなんですが)幾度かと確認してきた「何がどうあろうとも」あるいは「何もなかろうとも」、これまでの活動理念は変らずに行っていくということのみですので、今までどおり、前向きに楽しく明るく日々を過ごせればと思っています。今月もどうぞ宜しくお願いいたします。



報告(お知らせ・お願い)

☆ 苦情解決セミナー第三者委員研修会に参加しました

1月27日(金)に兵庫県社会福祉協議会の表記研修にスタッフ古家が参加しました。研修終了後の思いは「もう一度、理念を持って気持ちを切り替え、しっかりと仕事に活かしていきたい」ということです。


☆ 3月お出かけ企画

お待たせしました!今年もやりますお出かけ企画!!2012年第一弾は「ボーリング&カラオケ!」です。ボーリングとカラオケで楽しい一日にしましょう!!

日時:2012年3月11日(日曜日)9時〜17日
募集人数:10名(応募多数の場合は抽選になります)
参加費:3,500円
持ち物:身障手帳か療育手帳、水筒(必ずお願いします)
2月19日に抽選を行います。利用予定表に「参加希望」と記入頂くか、電話・口頭でも構いません。たくさんのご応募お待ちしております。

お出かけ担当:松原・新山


☆ 厚生労働科学研究前田班ヘルパー部会のみなさんがいらっしゃいました

1月28日(土)・29日(日)と表記部会のみなさん(宇都宮ひばりクリニック・うりずんの高橋昭彦先生や島田療育センターはちおうじの小沢浩先生等)が伊丹にいらっしゃり、会議はもちろん、しぇあーどこうのいけスペースの見学や尼崎の平本歩さんのご自宅へお邪魔させていただき、様々な議論・意見及び情報交換等を行いました。


☆ ビデオ「生活支援とホームヘルパー」制作10年の集会に参加しました

1月22日(日)には、「生活支援とホームヘルパー」という10年前にとっても興味深く見せていただいた(研修等に活用しました)ビデオができて10年ということで、東京都東久留米の「グットライフ」さんに於いて、制作に関わったみなさんと振り返り及びこれまで・これからの支援者の在り方等を中心とした議論をさせていただきました。


☆ アメニティ・フォーラム16に参加しました

2月3日(金)〜5日(日)にかけて、滋賀県大津市での表記のフォーラムに参加させていただきました。毎年多彩な方々のお話しをお聞きすることができること、この国の障害福祉施策の道程や在り方も感じ得ることのできるフォーラムでした。


☆ 千葉県市川市の重症心身障害児者サポート会議さんの研修会に参加しました

1月21日(土)には、表記の研修会に参加させていただき、いつもお世話になっています千葉県東葛地域のみなさんや、これから活動を展開していこうとされる方々、親御さんたちと楽しい時間を過ごさせていただきました。


☆ 伊丹市地域自立支援協議会身体障害者地域生活支援検討会に参加しました

1月18日(水)に、表記の会議に参加しました。児者父母の会みなさんからの報告、今後の活動として、「事業所連絡会(仮称)」の立ち上げに向けた議論が行われました。


☆ 映画「普通に生きる」

大阪九条のシネ・ヌーヴォさんでの上映に、しえあーどスタッフ数名で鑑賞に行っています。17日(金)まで上映(11日からは11:30〜の一回のみ)されてますので、ぜひご覧ください。しぇあーどに1,200円になる割引券あります!^-^;;



いんふぉめーしょん 様々な情報です



おすすめ研修など

☆ 障害者制度改革に関する地域フォーラム「障害者自立支援法から新法へ!」愛知障害フォーラム(ADF)

日時: 2月18日(土) 13:30〜16:30(開場:13:00〜)
場所: 名古屋市 鯱城ホール

名古屋市中区栄1丁目23番13号伏見ライフプラザ5階
参加費: 500円
告知資料: http://www.aju-cil.com/calendar/data/info_img/120218.pdf


☆ 第2回ラーの会西宮大会 重症心身障害児・者といわれる方がたらと共に生きる会

日時: 3月24日(土)10:00(開場9:30)〜16:30
場所: 西宮市勤労会館


☆ 第13回権利擁護セミナー みんなで知ろう!障害者虐待防止法

主催: 社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会
日時: 2012年2月17日(金)10:30〜16:30(10児受付開始)
場所: 兵庫県福祉センター・多目的ホール

神戸市中央区坂口通2-1-1
告知資料: http://www.ikuseikai-japan.jp/pdf/1_120217kenrisemi.pdf


☆ 医療的ケア実施者養成研修

2月の上記研修は18日(土)13:30〜、しぇあホール(こうのいけスペース2F)です。



☆ おすすめの本・ブログなどなど

☆ 支え愛

著者:麻倉さち子
出版社:静岡新聞社
定価:1260円(税込み)
告知URL:http://www.at-s.com/book/detail/100083983.html


☆ 障害と文学-「しののめ」から「青い芝の会」へ

著者:荒井裕樹 著
出版社:株式会社現代書館
定価:2200円+税
告知URL:http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-3511-3.htm

☆ 河北新報社 いのちの地平 「植物状態」を超えて 第8部=尊厳



こうのいけスペース3月のお休みは21日(水)・24日(土)・31日(土)です

申し訳ありませんが宜しくお願いいたします
その他調整をお願いする日時がありますが、よろしくお願いいたします。
 こうのいけスペースの閉所日でも、「どうしても」という依頼にはできるだけお応えしようと考えていますが、スタッフの休日調整などもあり、ご利用の調整をお願いいたします。



情報取得及び共有をすすめるために…

多くの方が情報を知らされずにいることを実感します。パソコンや携帯電話等でインターネット通信が可能な方は、国本アドレスkunimoto@kangae-yo.com まで一度ご連絡(送信)いただければ、できる限りの旬の情報をお届けします。



編集後記…

今月もばたばた。そこのところは、今年度も来年度も変わりなしのようです。変らない(変えない)部分は持ち続けたいものですが、変らねばならない部分だとか、変えていかねばならない事々だとかには、しっかり向かっていきたいという思いが今も強化されているというか、擦り込まれ続けている感を抱いていまして、それもこれも、私の一方的な思い・感じではなく、まさに、私たちが関わらせていただいてる方々に導かれて、あるいは突き動かされて…という思い、すなわち、彼女・彼らには、そういったとても大切な「関わりからの力」が在るということが、確信的なモノであったりする訳です。
そんな折、少し報道にも出てきたと思うのですが、某政党の幹事長さんの発言に唖然とした中、その後、その言葉の弁明に使った言葉が「私は人間の尊厳を重んじていかなければならないということを絶えず言っていて、私自身も『胃ろう』のようなことは行わないと、夫婦の間で決めている」(NHKNEWSWEB記事から)だったりで、なんとも言いようの無い悲しみを感じました。
このところの様々な動き(命を何らかの理由で持って無くすこと、無くそうとすることを是とするような)に、知られていないはたらきを持った命の価値が軽んじられているように思えてなりません。
そんな「誰にもある存在の価値」、「誰にも等しく在る命」の尊さ、大切さを考える集会として、3月24日(土)、西宮市勤労会館にて「第2回ラーの会(重症心身障害児・者といわれる方々らと共に生きる会)西宮大会」が開催されます。重心といわれる方々らのみのことを言っているのではなく、超少数派といわれる彼女・彼ら及び関わる私たちとで、間違いなく、全ての人にある「存在の価値」を確認していきたいという思いでの大会です。ぜひみなさん、ご参加くださいね。
追記…今年度も終盤に向かっていますが、ぜひ、関係者皆さんからも、今年度の振り返り(だとか思い出^-^)や、来年度のご希望等、またご指摘などもお寄せいただければありがたいです。
と書きながら、応えられるのか?と自問するのですが、今年度一年間、人材の育成及び組織としての力量向上に努めてきましたが、引き続き次年度も同様な努力を継続したいと考えています。
本当に待った無しの暮らしに直面している方々や、少数派といわれる方々、更には繋がりすらも持ち難い(あるいは持ち得ない)方々に少しでもお応えでるようにと思います。
そんな様々なことを多くのみなさんと、お話しできればと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

本文終了




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