地域生活を考えよーかい

フリースペース【バックホーム】と【こうのいけスペース】

しぇあめーる 第26号

発行日:2006年3月10日(金)
作成者:NPO法人地域生活を考えよーかい
有限会社しぇあーど
李 国本 修慈


 しぇあーど及び考えよーかい関係者みなさまいかがお過ごしでしょうか?。
 もう、ほとんど、挨拶文と化しました「あっちゅー間」の3月=年度末ですが、どうぞ、よろしくお願いします。
なんだか終わってしまいそうな出だしですが、4月からは新年度。今回の新年度は、ちと違う(去年も一昨年もかなりの変貌だったのですが…障害福祉という施策)と言えます(ぜんぜん何も違わんと言いきれればいいのですが・・・)。
 新法が開始となります、この4月から…、もうご存知でしょうが、みなさんの暮らしを支えるサービス利用に負担が生じ、10月からは、新たなサービス体系となっていきます。
 それくらいは、なんとなくわかっちゃいるけど、それ以上のことが、未だによくわからない…といった方も少なくはないと思います。
 利用者負担にしても、今後の利用サービスの組み立てにしても、いろいろと大変なことになってきますが、できる限りのご相談をさせていただきますので、不安・不明な点など、お気軽に、ご連絡くださればと思います。
 4月いっぴの時点で、事業体としての編成に変化はないのですが、今後、10月、更に、それ以降に向けての在り方なども、きっちりお示ししながら進めていきたいと思います。
 ようやく、2月の中頃から、政省令にかかわる事項が厚生労働省から提案され、やっと、「障害者自立支援法」の細部が見え始めました。
 施策としての流れは、「一元」「公平」「透明性」といった文言の元、限りなく画一的な支援基盤の構築といった感が在り、より「パーソナル」な支援は行いにくくなっていくように感じています。
 もちろん、制度のみで、みなさんの暮らしを支えられるとは考えてはいませんし、様々な資源を活用し、新たな資源を作っていけるのか?といったことも今後の(これまでもそうなんですが)課題であるかと思います。
 ただ、なかなか厳しかろうが、何があっても、この地域で、ちっぽけな資源のひとつではありますが、継続した支援をと考えていますので、どうぞ宜しくお願いします。



報告

☆4月から、多くの方が利用者負担の支払い義務が生じます

 これも、もうみなさんご存知でしょうが、多くの方が1割負担ということで、利用者負担が生じます。
 ただ、減免の適応になる方もいらっしゃるということ、更に、負担額には上限があるということなども、充分に周知くださいね。
 そして、大変なのは、幾種類かのサービス利用や、複数事業所のサービス提供を受けている方は、「負担額の上限管理」を行う必要があります。
 では、それは「誰がすんねん」ということになるのですが、グループホーム(で暮らしてらっしゃる方は、その事業者がおこないます)に入居されている方や、社福減免をお受けになっている方(は、その社会福祉法人の事業者が行います)以外の方は、「いずれか(ご利用されている)の事業所に依頼」することとなっています。
 大変な事務管理ですが、利用者みなさんも周知の程をお願いいたします。


☆川西市立川西養護学校の保護者みなさんがお越しになられました。

 2月16日(木)に、川西養護学校の保護者みなさんが、こうのいけスペースの見学にお越しになられました。意欲的な意見や質問がなされ、今後も交流を深められればと思います。

川西養護学校みなさん見学会


☆アメニティ・フォーラムに参加しました。

 2月17日(金)〜19日(日)の三日間、大津(滋賀県)プリンスホテルで行われましたフォーラムに、男性スタッフ6名で参加しました。

報告→アメニティフォーラムに参加して


☆小ツアー:ららぽーと甲子園へお出かけしました。

 2月22日(水)、なかなかお出かけ機会も多くないみなさん達で、「ららぽーと甲子園」へお出かけに行きました。みなさん(以上にスタッフが)楽しそうでした。

報告→2006年2月22日 ららぽーと甲子園へ行きました!!



4月のお出かけ企画!!
☆☆4月のお出かけは「王子動物園」です!☆☆

 もう言わずと知れた、超有名な王子動物園です。
 パンダ、キリン、象、フラミンゴなどなど。。。
 楽しい1日を過ごしましょう!。
 なお乗り物に乗られる場合は自費になりますので(参加代に乗り物代は含まれておりません)、乗り物に乗られる方はおこずかいを持参してください。
 よろしくお願いします。

日時:

2006年4月16日(日曜日)

募集人数: :10名(応募多数の場合は抽選です)
参加費: 1000円
持ち物: 身障手帳か療育手帳

是非、皆様の応募お待ちしております。
参加希望の方はお出かけ担当松原・姥谷までか利用予定表に「参加」と記入お願い致します。




☆メインストリーム協会のアテンダント研修に参加しました。

 去る2月19日に、メインストリーム協会さんのアテンダント研修に参加しました。

医療的ケアについて〜その責任(依頼者・事業者・実施者としての)を考える〜


☆かめのすけ研修会に参加しました

 去る2月25日に、かめのすけ研修会に参加しました。

かめのすけ研修会「てんかん発作について」〜何をお勉強しましょうか?〜


☆障害者ホームヘルパー養成講座の実習先として、「訪問看護ステーションしぇあーど」へ実習生さんが来られています(3月5日、11日、18日)。



☆以前にもお知らせしましたように、

 しぇあーどのスタッフ(かつ、出資者だったりもします/しかし貧乏です=配当などもなく…)、畠中希代子が3月17日(金)を持ちまして、こうのいけスペースから離れ、名古屋市に移り住むこととなりました。

 あえて「退職」「離職」という言葉を使わなかった(一応、数年後には帰還してくるという淡い=甘い期待を持ったりしてまして…それまでしぇあーどが在るのかも問題?)のですが、なんとも淋しいというか、大いなる痛手となってしまいます。

 さて、少し(だけにしとこうと思うのですが)、彼女のコトを振り返ってみると、当時(03年04月)、全くの0からスタートする(ほとんど無理やり、強引に…でしたが)際に、たまたま同時期に退職される看護師として、私にまんまとだまされて(…9時~16時でそこそこ=15万くらいで、どう?⇒どこがそこそこやねん!…で、巻き込まれ=そこそこには幅がありまして、下は0万円までの範囲を指してました/ほとんど詐欺師の私でした…すいません、しかしすでに時効…)、こんなぎょーかい(?)に、足を踏み入れた彼女でしたが、あれよあれよと「はまって(全身どっぷりと)」しまい(幸か不幸か、よくわかりませんが)、いろんなことがありました。

 それらをひとつひとつお話しすると、いくら時間があっても足らないのですが、私なんぞがイメージしていました「訪問看護」というツールの在り方⇒専門性を持った独占的業務ではなく、利用者及び家人、関係者や支援者などなどへの後方支援的な役割=専門性を超えた親和性のある包括的な支援形態の中核を担う…なんぞを、うっすらと作り出してくれたのではないかと思っています。

 利用者さんや家人の皆さんへの支援は当然ながら、しぇあーどスタッフへの「医療的なケア(けっして医療行為ではなく、生活援助行為としての)」のスキルに知識、なにより意識をも、伝えていってくれたという点は、ほんとに「ずごい!(すごいの拡大語=造語ですが)」(私があまりにいけてないので…)と思うのです。

 こないに身内の人間にべんちゃらして、どーすんねん、といった感じですが、なんといいますか、よーするに、今後、大変だ、どうしよ~ということです。

 …などと言ってる場合でもなく、かといって、彼女に代わる者が在る訳でもなく。

 ただただ、今後も変わらぬ(マイナス的なイメージは否めませんが…)支援をスタッフみなさんと創りつづけていきたいと考えています。

 17日(金)には、そんな彼女の送別会が行われます。

 もし、よろしければ、彼女へのメッセージなどをいただければ(しぇあーど・スタッフ、又は国本まで)ありがたいです。

 何より、畠中自身を育ててくれた、利用者及び家人のみなさん、関係者のみなさんへ、心から感謝申し上げる次第です。

 ありがとうございました。と、今後とも、宜しくお願いいたします。



☆ いんふぉめーしょん

国の情勢などの情報です。
必要な方はご連絡ください。プリントアウトいたします。

☆ 第30回社会保障審議会資料障害者部会資料(2月9日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/D17B0181E18668A549257111002B9CCF?OpenDocument(ワムネット)
http://www.kaigoseido.net/topF.htm(全国障害者介護制度情報)
☆ 「新しいサービスに関する基準・報酬について」2月22日障害者団体へのヒアリング資料
http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/060222/siryou.htm
(全国障害者介護制度情報)
http://www.kyosaren.or.jp/news/2006/0222_2.htm(きょうされん)
☆ 障害者自立支援法についての説明資料(厚生労働省障害保健福祉部企画間・伊原和人さん提供:大熊由紀子さんのHPから)
http://www.yuki-enishi.com/gekidou/20060207.ppt
☆ 同じく障害者自立支援法の説明資料(北海道保健福祉部障害者保健福祉課提供:大熊由紀子さんのHPから)
http://www.yuki-enishi.com/index.html
☆ 高齢者・障害者等の移動などの円滑化の促進に関する法律案について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/01/010227_.html (国土交通省)
☆ 全国障害福祉保健関係主管課長会議資料(3月1日開催)
http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/060301/siryou.htm


☆ おすすめ講座・研修・集会・おしらせなど

☆ 移動送迎支援活動フォーラム 

日時:

2006年3月21日(祝)10:00〜16:30

場所: 尼崎市立労働福祉会館【地図
2F大ホール

定員:

300名

参加費: 2,000円(資料代)
主催: 関西STS連絡会、阪神福祉交通ネットワーク(準)
NPO法人 移動送迎支援活動情報センター
後援: 兵庫県、尼崎市、兵庫県社協、尼崎市社協(予定)
問合わせ・申し込み: 関西STS連絡会 〒556-0012 大阪市浪速区敷津東3-6-10
電話: 06-4396-9189
FAX: 06-4396-9189
E-mail: k-sts@e-sora.net
☆ 交通バリアフリー全国集会in大阪
主催: DPI日本会議
共催: 交通エコモ財団/障大連

日時:

2006年3月11日(土)〜12日(日)
 11日 13:00〜17:00
 12日 :9:30〜17:00

会場場所: 大淀コミュニティセンター(大阪市北区)【地図
2F大ホール

アクセス:

市営地下鉄「天神橋筋6丁目」駅から徒歩約10分

参加費: 1000円
連絡先: 06-6779-8126(障大連)

☆ トリコロールコレクション 【ホームページ
  ヘアスタイルショーを通じてノーマライゼーション!!

日程:

2006年3月21日(火・祝) 午後2時〜4時

場所: 日本盛煉瓦舘【ホームページ

料金:

無料(定員100名)

内容: しょうがいをお持ちの方によるヘアスタイルショー&トークセッション
おすすめです!!。



☆ スタッフ募集

 しぇあーど・考えよーかいでは、スタッフ募集しています。

 こんな活動に興味のある方、やる気のある方なら、年齢・性別・国籍などなど何も問いません。 
特に、気の利いた(??)看護師さんや、そこらの看護師なんぞよりも、対人サービスに自信があるわ!!などという方、大募集です(施設や病院を飛び出たい方=後悔先にはたちませんが…、ぜひどーぞ、。。。)。そんなんでよろしくお願いいたします



☆ オススメ映画

「ホテル・ルワンダ」【公式サイト
シネ・ヌーヴォ【ホームページ】で10:40〜、3月24日迄。

超オススメです。。。



☆ 今月のオススメ店

@.ル・クロワッサンショップ 東中浜店地図
 先日、しぇあーどご利用いただいていますKくんと一緒に行ったパン屋さん(ではなくって、正確には、通院同行させていただいた際の病院近所のパン屋さんです)で、カレーパンとピロシキを食べた(と言うか、食べさせていただいた)のですが、ムチャ旨でした。超オススメです→しかし、城東区です。ボバースさん近所です。しかも、もう少しで分院です(森之宮へ)。でも、足を伸ばしましょー。
■自家製煮込みカレーパン
素材にこだわり、店内でカレーを煮込む事にたどり着きました。
是非!本格派カレーパンをお召し上がり下さい。
ホームページは【グルメット-ル・クロワッサンショップ 東中浜店-店舗詳細ページ
電話:06-6969-5638
営業時間:9:00-19:00
大阪府大阪市城東区東中浜2-9-10
定休日:無し
A.季節料理・活魚料理 堺屋地図
 おなじみ「ジャムルガ」さんの、ほんご近所にある、とってもナイスな料理屋さんです。1000円の定食がオススメで、とっても美味しいです。
ホームページは【[グルメウォーカー] 季節料理・活魚料理 堺屋-武庫之荘駅/割烹
電話:06-4962-0031
営業時間:17:00〜24:00(フードLO23:30)
兵庫県尼崎市武庫之荘1-16-7
定休日:木曜日不定休
B.王将寿司地図
 こちらは、地元・鴻池の老舗のお寿司屋さんで、とても美味しいと思います。
王将定食=950円は、かなりオススメです。

電話:072-781-1723
伊丹市鴻池字出口30-1



☆ オススメの本

 過去にお知らせした本など含め、こうのいけスペースに関係書籍若干ありますので、お借しすることも可能です。ご希望の方はどーぞ。。

書名:「障害者自立支援法」時代を生き抜くために メンタルヘルス・ライブラリー15
著者/訳者名:岡崎伸郎 編 岩尾 俊一郎 編
出版社名:批評社(ISBN:4-8265-0436-5)
発行年月:2006年02月
価格:1,995円(税込)

http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31666324



☆ オススメblog

☆ 社会福祉制度改革の情報サイトホームページ
 おなじみ、というか、いろいろお世話になってます富田昌吾さん(寝屋川たすけあいの会)の社会福祉基礎構造改革の情報発信のためのブログです。

☆ DPI Vooo!(a Voice Of Our Own)ホームページ
 DPI(障害者インターナショナル)に本会議の情報コーナー



こうのいけスペース2006年4月のお休みは

1日(土) 30日(日)
  よろしくお願いします。
 こうのいけスペースの閉店日でも、「どうしても」という依頼にはできるだけお応えしようと考えていますが、スタッフの休日調整などもあり、ご利用の調整をお願いいたします。



☆ 情報取得及び共有をすめために…
多くの方が情報を知らされずにいることを実感します。そんなんで、パソコンや携帯電話等でインターネット通信が可能な方は、国本アドレスkangaeyo@nike.eonet.ne.jp まで一度ご連絡(送信)いただければ、できる限りの旬の情報をお届けいたします。
☆ 地域生活を考えよーかいの年間利用登録料の納入をお願いします


編集後記

 あたふたの毎日。に、更に年度末。だからどーだ!!と言いたいのですが、そんな強気の言葉も、出にくくなってしまうこの頃です。

 しかし、いろんな場面で、「うりゃー!」というか、力が出るのは、例えば、○○さんと一緒にお風呂に入って、いろんなお話しをしている時、だとか、なかなか実現しなかった(しにくい現実があったりしますね)外出に出かけるみなさんを横目で見たり、一緒に同行したり、体調を崩していた○○さんが、見事に復活してきたり…。

 そんな(その他いろいろな)場面等で、利用者みなさんから、多くのというか、大きな力を頂いているのが実感できます。

 なんのこっちゃですが、カタチ(法であったり制度であったり)に合わせるような支援の空虚さをイメージしながら、当人中心の支援の在り方を、正に、この状況下で、如何に頭(空っぽの)を働かせ創造していくのかが問われていくのだと思います(なんだか何時も同じコトを言いながら進化がなくって申し訳ないのですが…)。

 頭を使って、在るべきカタチを創造していく…と、書きましたが、せんだって、とある研修で「脳」のしくみについてお話しした際に、「感情」など「気持ち」=「心」も、「脳」が司っている(支配している)ということを伝えました。

 だけども、あえて、上の言葉を置き換えるとすると、「心を持って、心を働かせて創造していく」といった表現がいいのかな…?と、思いました。

 頭を使ったしたたかな戦略や運営(運用)も間違いなく必要ですが、「心」の通った、「気持ち」で創りあげていくといったコトが、ことさら大切なんだと、これまた改めて思う年度末です。

 ここいらでも、「梅」が開花し、もう少しで、「桜」も咲き始めます。

 「春」は、もうすぐですが、厳しい「冬」を乗り越えてきた皆さん、お身体には充分留意して、楽しく過ごしていきましょう(なんとなく元気に〆れました)。




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