地域生活を考えよーかい

フリースペース【バックホーム】と【こうのいけスペース】

しぇあめーる 第5号

作成日:2004年4月18日
掲載日:2004年4月19日
作成者:NPO法人地域生活を考えよーかい
有限会社しぇあーど
李 国本 修慈


  しぇあーど及び考えよーかい関係者みなさまいかがお過ごしでしょうか?
あっという間の新年に新年度、久しぶりの「しぇあめーる」通信の発行となっています。なにぶん多忙というか(よりも、自らの力量不足なんですが)、時間に追いつけない(なかった)というのが2003年度=しえあーど及び考えよーかいの初年度であったといえます。

☆NPO法人となります

そして、みなさんにお伝えすることのひとつとして、「地域生活を考えよーかい」が、4月20日を持ちまして、ようやくNPO法人となります。
NPOになって何が変わるのか?というと、私どもの意識だとか、サービスが変わるということではないのですが、私どもが取り組んでいる「しょうがい者・児」といわれる方々=少数派である方々の思いや主調⇒権利をきっちりと日々の暮らしの中に創っていく基盤基地であり、発信源にはなっていけるのではないかと考えています。
さて、しぇあーどとしての初年度であったのですが、「支援費制度」の元年でもあった2003年でしたが、みなさんはその制度を充分に活用できましたでしょうか?。
支援費制度は、言わずと知れた「択べる(えらべる=読めましたかしら・・・意味は、良い方を選ぶということだそうです)サービス」ということであったのですが、その量、質共に真に「選択」できる制度だったのかというと、はなはだ疑問で、我々事業者としましても、また、利用者である皆さんからしても、これから「選択できる」制度へと創っていくという意識が必要かと思います。もちろんそこには行政、そして、様々な市民の参画で・・・ということになるかと思います。そんなことを繋げることがNPOであるのでは・・・と考えています。
ただ、支援費なんてものだけで、みなさんの暮らしが支えられるということはない(むしろ、そうであってもいけない)と考えます。
いろんなサービス(インフォーマルなモノも含む)が幾重にも重なってこそ、みなさんそれぞれの「暮らし」が、より充実したものとなっていくと考えています。
ですので、そんな活動を継続し、発展させ、繋げていく・・・、これもNPOとしての役割ではないかと思っています。

☆ こうのいけすぺーす102ができました

 2003年度中に達成したい目標のひとつとして、「快適な入浴スペース」と、「新たな空間」ということで、1月15日賃貸契約⇒2月末からの利用開始ということで、総工費ウン百万(?)をかけて「こうのいけスペース102」が出来上がっています。
 自慢(?、するほどではないですが、・・・と、言いつつしてますが・・・)の大きなお風呂(と言っても所詮ユニットなんで、満足していませんが⇒そのうち、ここいらに穴掘って、露天風呂なんかをつくっちゃろーと思っています・・・死ぬまでの目標・・笑)と、もひとつ、大きなテレビ(はっきり言ってデカイです)があります。
 また、スペースとしては、尼崎の「地域共生スペースぷりぱ」をモデルとして、ホールスペースと畳スペースの二分割として、食事やお遊びのスペースなどとして、活用しています。
 また、様々な会議や集会にも利用していただきたいと思います。
 どうぞ、いつでもお気軽にお越しください。

☆ハイエースがやってきました

 それからもう一点、日本財団さんからの助成で、ハイエース(リフト付きワゴン車)がやってきました。
 この車両を使って、いろんなところへ出かけて行きたいと思います。
 現在、ハイエースと、ステップワゴン、移送号(兵庫移送サービスネットさんからの提供)の三台で、移送サービスを行っています。それでも足りないサービス供給に、いつもお世話になっています「ポポ号」(ポポのみなさんありがとうございます)に、来月あたりにはもう一台、新車両がお目見えすることになると思います。お楽しみに、と、宜しくお願いいたします。

☆第2回しぇあーど利用者さんとのお話し会

去る4月16日(金)に、第2回のお話し会が行われました。利用者家人皆さんとスタッフとの顔合わせや紹介、こうのいけスペースの説明に見学、その他いろんな情報の交換を行いました。
以下、会に出席していただきましたみなさんへお届けした資料の一部です。

資料@しぇあーど及びこうのいけスペースの初年度を振り返って
資料A法人(有限会社しぇあーど)としての視点からの収益事業について
〜と、今後の事業及び特定非営利活動について〜

☆しぇあーどスタッフ一覧表ができました

 かねてからご希望されていましたスタッフ一覧表ができました。写真付きで一覧しています。皆さんのお手元へお届けする予定にしています。どうぞ宜しくお願いいたします。

☆いんふぉめーしょん

@〜医療的ケア・重度障害者医療を考える講演会「重度障害児者が生きる・これから」〜

 どなたでも,関心のある方は参加できます。参加費無料。
日時:2004年5月9日日曜日 午後1時より
場所:大阪府吹田市 保健センター 研修室 (総合福祉会館3F)
吹田市出口町19-2
電話:06-6339-1212
Fax:06-6339-7075
交通機関:阪急電鉄 千里山線吹田駅徒歩5分
JR東海道本線 吹田駅徒歩10分

医療的ケアなど重度障害者医療にかかわる二人の医者からの報告と二人での対談

司会・鈴木英夫さん(さつき福祉会)

  1. 杉本健郎 先生
    「あいほうぷ吹田を主治医として3年間を振り返る」(60分)
    第二びわこ学園園長・前関西医大小児科助教授
  2. 高谷 清 先生
    「心を生きる」(仮題)(60分)
    フリーライター・前第一びわこ学園園長
  3. フロア討論と対談 (60分)
    保育もあります。事前にあいほうぷ吹田へ必ず連絡をお願いします。

主催:保健・医療・教育・福祉 ネットワーク大阪・京都
(ネットワーク近畿準備会)共催 さつき福祉会(予定)

さつき福祉会
住所:大阪府吹田市出口町19−1
電話:06-6389-0614
Fax:06-6389-0627

連絡先:地域支援交流センターあいほうぷ吹田 
住所:大阪府吹田市千里万博公園12‐27 
電話:06-6816-6895
Fax:06-6816-6881

A「ゆうゆう」さんが行う移動介護従事者(知的障害者)の養成講座の案内です。

玉木さんや、たたらさんなど、お聞き特な講師陣だと思います。お話し(講義)のみの受講もOKです。


日時:6月7日(月)〜10日(木)
昼の部⇒9時〜16時30分 夜の部⇒18時〜21時
場所:いきいきプラザ(伊丹市立地域福祉センター)
参加費:一般⇒10000円 学生⇒8000円 講義のみ⇒5000円
募集定員:昼・夜それぞれ60名
申し込みは「ゆうゆうヘルパー講座係」・三宅さんまで
電話:072-771-7920
FAX:072-777-7446


B障害学研究会関西部会第21回研究会

日時:5月9日(日) 午後2時〜5時
会場:クリエイトセンター(茨木市市民総合センター) 203号室
大阪府茨木市駅前四丁目6-16
電話:072-624-1726
交通機関:JR茨木、阪急茨木市駅からいずれも徒歩10分。
※市役所の東側(阪急の駅側)の道を、北のほうに2分ほど歩きます。
入り口が少しわかりにくいかもしれませんが、遠くからでも見えている
建物なので、なんとかなると思います。
JRの駅から行った場合、市役所を過ぎて左に曲がっていくことになりま
す。阪急から行く場合、市役所まで行かず、その手前の道を右へ。

テーマ:障害とセクシュアリティ
−企画展「性的少数者の現在」を担当して考えたこと−
報告者:松永真純さん(大阪人権博物館学芸員)
参加費¥1,000
☆点字レジュメ(自動点訳)の用意があります。
 【!】手話通訳・要約筆記をご希望の方は、1週間前までにお申し出ください。
(派遣元の方針により、利用者の参加が確実でない場合、通訳者・筆記者を派遣してもらうことができません。申し訳ございません。)
 【!】視覚障害その他の理由で誘導が必要な方は、事前にお申し出ください。会場最寄駅よりご案内いたします。
 ☆手話通訳・要約筆記・駅からの誘導を希望される方を除いて、事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください。
連絡先:kurat@mbj.nifty.com(倉本智明/障害学研究会関西部会共同世話人)

Cその他

ベンチレーター国際シンポジウムin大阪が6月27日(日)に大阪オスカーホールで第20回DPI日本会議全国集会が6月26日(土)〜27日(日)、で三重県津市で「障害者差別禁止法(JDA)を実現する講演とシンポジウム」が5月9日(日)クレオ大阪東でそれぞれ行われます。

 案内など、お問い合わせは国本まで。。

☆編集後記

 停滞していました通信も、やっとのことで第5号。文字だらけの見にくい通信で申し訳ありません。
 できれば、こんな通信にも、わたしどものスタッフにみなさん利用者さんの思いや考え、それから画像なんかもどんどん掲載していければと思います。なにぶん不器用な発行人ですので、どなたか「やりましょう」なんてかたがいらっしゃれば、ぜひお願いいたします。
 と、上記ホームページのアドレスが変更になっています。ホームページにも、同様な色んな情報に、みなさんとの活動風景なども掲載していきたいと思っています。色んな情報を共有できるように、いろんなモノをつかいながら、様々な方々との繋がりを広げられればと思います。
 と、業務連絡ですが、利用予定表の送付や各種問い合わせなどは、しぇあーど西台事務所よりも、「こうのいけスペース」の方へいただければありがたいです。上記電話番号及びFAX番号と合わせて、IP電話回線も開きましたので、050-5000-2639の回線もご利用いただければありがたいです。
 更に、もう一点、11月6日(土)をサービス提供停止日にさせていただきたくご了承お願いいたします。
 現在、この通信の編集を行っている際に疲労か自己管理不足か、激しい下顎痛(腫脹)に悩まされています。どうぞみなさん、お身体ご自愛ください。
 最後に、この春までに、天国へと旅立たれた三人の方へ、心からご冥福をお祈りいたします。


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